ものであふれた現代社会だからこそ、いま、シンプルライフ、持たない暮らしが見直されてきています。
これをきっかけに部屋の物などを整理するために断捨離を始める人が増えている傾向にあります。
しかし、一人暮らしの場合でも大抵が自分の物だけなので
自己判断で物を捨てたりすることが可能ですが、
家庭を持っていると自分だけでなく奥さんまたは旦那さん、そして子供など周りに人の荷物があります。
その時に強引に断捨離をしようとしていませんか?
自己判断で行動に移していませんか?
断捨離を勧める上で重要な5つの事項があります。それは、
- 捨てることはゴールではなくスタートであること
- 幸福度はモノの数ではない
- 自分の価値観と他人の価値観は合致しない
- 断捨離をする目的を明確にする
- 捨てたからこその想い出に変わることがある
これを踏まえた上で人の物が部屋にある中での断捨離の進め方を紹介していきたいと思います。
断捨離で家族がいやがるから進まない人への対策とは?
断捨離をしようと思っていても、
家族が捨てるのを拒んだりなどして事が進まないことはありませんか?
そんなときは、まずなぜ家族が捨てる事に抵抗があるのかを考えていきましょう。
おおまかに拒む理由は、相手の物でも捨てられると生活に不便に感じるのが1つ目です。
これは、自分にとっても活用する機会がない物であっても、
他の人が使い勝手がよく利便性に長けると思い使っていたりする時は、
勝手に捨てられると拒むことがあります。
こんな時は、その人にとってのそのモノの優先順位を確認してみましょう。
家族の人の生活習慣の必要性がどこまで占めているかを明確にし、
お互いが納得する形をとることで残す場合でも捨てる場合でも後悔はしません。
次に、自分のモノまで一緒に捨てられそうで怖いとの理由が2つ目です。
断捨離をする際に夫婦でなら共同作業を時間を決めて行えるが、
親子などの家族になるといつも同じ時間にできるわけではないので、
自分の目が届かない間に勝手に捨てられるのではないかと不安になる方もいます。
部屋が整理整頓されている場合は自分のテリトリーと他人のテリトリーはわかりやすいが、
ごちゃごちゃしていたり荷物が散らかって自分だけじゃないのも混ざっています。
そんなときは、物の整理を先に進める事をしっかり伝えてから、選別していきます。
捨てるモノなどをまとめた箱を自分以外の家族の人に確認してもらい
それで勝手に捨てられてない事を了承を得ることによって
家族から拒まれることなくスムーズに進みます。
最後に家族にとっても居心地のいい空間を壊される理由です。
断捨離を行動に移せない人のよくあるケースが今のこの空間が落ち着き、
安らげるなどの理由で物を減らすことに理解を示さない人が多いです。
そんな場合は、特に難しいですが断捨離をする前に、
納得させることが最優先です。
理解をされないまま断捨離をすると選別したモノや
捨てる予定のモノを自分が不在の時に元の位置に戻されたりとする行動があるので、
そうなってくると二度手間だったりと時間に無駄が生じます。
そのため、相手にも断捨離を勧めるのではなく自分が断捨離をしていく事への理解だけをしてもらえれば
それが相手への影響のきっかけになったりと、
自然と自分から物を捨てるなどの行動をしてくれたりします。
無理に人の行動を変えようとしてもその人の考えがあり、変わるわけではない。
ただし、自分が行動に移している姿で他人に影響を与えることはできます。
断捨離をすることに対しての了承がある前提です。
断捨離は「家族のものは捨てない」と決めてもできる。その理由とは?
ふと疑問に思っている人がいると思います。
それは、自分だけのモノを捨て、家族のモノは捨てないのは断捨離の意味があるのか?
それってなんのためにやっているの?など。
断捨離の言葉の意味とはなんでしょうか?
それは、断行(不必要な事柄を断つ)・捨行(不必要な事柄を捨てる)・離行(無用な執着から離れる)です。
断捨離とは不必要な物を取り込まず、手放していき、
物に限らず時間や関係性、考え方などさまざまな事柄
に対する執着を捨てることとなっています。
断捨離の本当の意味とは。
ただ、物を捨て部屋が綺麗になり生活しやすいことが断捨離の本来の目的ではなく、
断捨離を行うことでの何かしらの執着を捨てることで
他の事柄にも目を向け新しい見方ができるスタートです。
そのため、人のモノを捨てたところで自己満足なだけであり、考え方が変わるわけではない。
まずは、自分の執着心を払い新しい見方を探すことへの
きっかけに断捨離をする意味があります。
家族みんなで話し合いながら断捨離して、関係を深めていこう!
断捨離は自分とモノが向き合って、
必要なものだけを手元に残すことだけが重要ではなく、
そのモノへの執着心を捨て事柄の判断をしっかりできるための経験の1つです。
そこには、夫婦間や家族間での共有物などのも含まれ、
自己判断で行わず、会話を交えながらも断捨離を勧めていくことで
関係性が崩れず事が進みます。
このように、ただ捨てる作業でも行動次第では関係が崩れることもあれば、
より深まることもあるので気を付けましょう。